地区社協主催で花房小5年生が福祉体験学習

2月22日(水)、花房地区社協主催の福祉体験学習が開催されました。

この体験学習は、福祉への理解を深め、誰もが住みよい地域づくりをしていくことを目的に、花房地区社協が取り組んでおられる活動の1つです。毎年、地区社協の役員さん方が、花房小学校の5年生を対象に、福祉体験学習の企画・支援をしておられます。今年は、18名の児童の皆さんが参加し、社協から職員2名と実習生の大学生2名がそのお手伝いをしてきました。

車いす体験では、車いすに触れるのが初めてという人もいました。約10cmの段差の上り下りに苦労したり、車いすに乗って押してもらうことを怖いと感じた人もいたようです。

高齢者疑似体験では、腰やひざが曲がったままで歩くことのつらさや、障害物をよけながら歩くことの大変さを感じました。

アイマスク体験では、最初は足がすくんでしまった人もいました。介助する人は、目的地まで連れて行くのに「あっち」「こっち」ではなく方向を表現する難しさを実感。また、先に危険がないかを考えながら誘導することを体験しました。

いずれも、2人組になって介助をされる人、介助をする人の両方の体験をしました。ほとんどの子ども達の「体験して初めて分かった」という感想は、相手を思いやる気持ちの第一歩になったのではないでしょうか。

花房地区社協の後藤会長から、「この体験を普段の生活に生かして欲しい」という言葉がありました。地域の将来を担う子ども達にとって、今日の体験が、困っている人に手助けできる勇気や、周囲の人たちへの思いやりの心を育む機会になることを願っています。

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